セミドライスーツとは | ウェットスーツ本舗
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セミドライスーツとは
(セミドライウェットスーツ)

セミドライスーツ(ウェットスーツ)とは
 

男性用セミドライウェットスーツ 女性用セミドライウェットスーツ 子供用セミドライウェットスーツ


セミドライスーツとは、ウェットスーツの中に、できる限り水が入ってこない構造を持ったウェットスーツのことです。セミドライウェットスーツ、セミドライフルスーツという言い方もします。

セミドライスーツは「ドライ」という名称が付きますが、完全防水型ウェットスーツ(ドライスーツ)ではありません。少なからず、ウェットスーツの中に水が浸入してきますので、ウェットスーツの1種です。

一般的にウェットスーツとは水が浸入してくるものです。浸入してきた水を体温で温め、肌とウェットスーツの間に滞留させることにより、保温効果を得られます。また、ウェットスーツの生地(ネオプレンゴム)が断熱材のような役割を果たし、体温より冷たい水を、身体に伝えづらくしています。

逆に、完全防水型ウェットスーツ(ドライスーツ)は、水が浸入してこない構造なので、ウェットスーツとは全くの別物と考えた方が良いかもしれません。

セミドライスーツは、フルスーツ(長袖長ズボンタイプのウェットスーツ)の1種で、出来る限り水が入ってこない構造を持ち、体温より冷たい水を、身体に伝えづらい厚みのある生地(ネオプレンゴム)を使用したウェットスーツです。

日本国内では「セミドライスーツ(セミドライ)」という名称が一般的に使われていますが、海外では「セミドライスーツ(セミドライ)」という言い方はあまりしません。海外のショップで「セミドライ」と言っても通じません。ドライスーツ?ですか、と勘違いされてしまうかもしれません。




セミドライウェットスーツの特徴

セミドライスーツは、ウェットスーツの中に、できる限り水が入ってこないように、様々な工夫が施されています。特にサーフィンウェットスーツは、運動性能も考慮しなければならないので、より一層の工夫が必要です。

セミドライスーツを製造するウェットスーツメーカーも、様々な工夫をして、水の侵入を抑えようと努力しています。しかし、どのデザインも一長一短で、良いところもあれば、悪いことろ(デメリット)があるのも事実です。この点については、各個人の好みや、スタイル、セミドライウェットスーツに求める要素によって変わってきます。





ウェットスーツはどこから水が入るのか

ウェットスーツの中に水が入ってくる箇所(原因)は主に4つです。

1.首回り
ドルフィンスルーを行うときや、ワイプアウトなどによる波の衝撃水が入ってきます。

2.ファスナー
ファスナーの噛み合わせ部分から水が入ってきます。

3.縫い目
生地と生地を縫い合わせて部分から入ってきます。GBSステッチ(すくい縫い)であっても、接着ボンドの劣化などにより水が入ってきます。

4.袖先、足先
水の侵入が少ない個所ではありますが、ワイプアウトなどによる衝撃や、長時間水の中に入っていると徐々に水が入ってきます。




首回りやファスナーの工夫

■防水ファスナー
背中のファスナーを防水ファスナーに変える。利点として、バックファスナーなのでウェットスーツの着脱が非常に楽にできる。ウェットスーツの性能も非常に大事なのですが、着脱のし易さもたいへん重要な要素です。冬場の着替え、特に海から上がった後に本領を発揮します。 乾いたウェットスーツを着たり、脱いだりするのはそれほど問題はないのですが、濡れた状態、しかも外気温が低い状態で脱ぐのは大変です。ネックエントリーやチェストジップで苦労された方も多いのではないでしょうか。

<デメリット>
防水ファスナーは通常のファスナーに比べてかみ合わせ部分が細かいので、取り扱いには注意が必要です。砂や遺物などを挟んでしまうと破損する可能性があります。また、背中にファスナーがあるので、ないタイプに比べると、背中周りの運動性のが落ちる。



■ネックエントリー
首から着脱するウェットスーツ。開口部は首だけなのでファスナーやフラップなどはない。水の侵入箇所は首回りだけなので防水性は高い。首回りは非常に伸縮性が高い生地を使用している。想像以上に伸びるので、コツさえ掴めば着用するときにそこまで苦労しない。

<デメリット>
1番の難点は脱ぎにくさです。脱ぐときは首から空気を上半身に入れて、空間を持たせ、ウェットスーツ内側に片腕を引き込み、まずは片方の肩から脱ぎ、最後にもう片腕を引き込み脱ぐ。言葉では説明し難いですが、とにかく大変です。まして、真冬の屋外で、濡れている状態で脱ぐのは一筋縄で行きません。また、ネック周りのサイズが固定されているので、万が一自分の首回りサイズと合っていないと水の侵入がありえます。さらに、着脱の際、常に伸ばす首回りの生地の耐久性が不安です。



■インナーバリア
バックファスナーの内側に扇状の生地が装着されているタイプ。ファスナーから侵入する水を触接肌に触れないようにする構造。ファスナーから侵入した水はファスナー下部にある穴(ドレンホール)から排出される仕組み。ファスナーからの水の侵入が少なくなるので、インナーバリアあるとないとでは大違い。ウェットスーツの着脱も問題なくスムーズに行える。

<デメリット>
ファスナーからの水の侵入は抑えられるが、首回りからの水の侵入は防げない。



■Wネック(インナーネックバリア)
インナーバリアがネック部分まであるタイプ。ファスナーを閉める前にインナーネックバリアを頭から被る。着用するとネック部分が2重構造になる。ファスナーと首周りからの水の侵入を防げる構造。バックファスナーでウェットスーツの着脱がし易いうえにWネックで首周りからの水の侵入も防げる。ファスナーもノーマルファスナーなので、防水ファスナーのように気を使うこともない。初心者から上級者まで、さらに年齢関係なく着用できる。

<デメリット>
ファスナーが背中にあるので、パドリング時に多少の負担がかかる。また、インナーネックを被るときに、引っ張りすぎると、付け根部分が破損する恐れがある。



■ノンジップ
ファスナーがないウェットスーツ。ジップレスとも言う。着用するときは最後に後方のフラップを頭から被り胸部分でマジックテープで止める。セミドライ用は、防水性を高めるため、インナーネックを1枚増やしている。背中にファスナーがないので動きやすいく、見た目もスッキリしている。ファスナーがないということは、ファスナー破損の心配やファスナーの開け閉めの煩わしさが一切ない。

<デメリット>
着用時は問題ないのですが、やはりバックファスナーではないので、海に入った後、濡れた状態で脱ぐときは多少苦労します。波の衝撃などにより両肩からの水の侵入があり得る。当たり前の話ですが、最後にフラップを被るわけですが、両肩が密閉されていないので水が入ります。フラップを無理に引っ張るとフラップの付け根の損傷があり得る。また、ネック周りのサイズが固定されているので、万が一自分の首回りサイズと合っていないと水の侵入がありえます。



■チェストジップ
ノンジップタイプと同等のつくりですが、ノンジップが最後にフラップをマジックテープで止めるのに対して、ジッパーで止めるタイプ。

<デメリット>
ノンジップとほぼ同じ。フラップ式なので、両肩が密閉されず水が入ります。



■チェストジップ(ワンショルダー型)
チェストジップが斜めに取り付けられているタイプで片側の肩は完全に密閉されている。ノンジップやチェストジップに比べると格段に水の侵入が少ない。また、ドローコード付きがほとんどで、締めれば、かなり密閉される。海外のトッププロサーファーが着ているウェットスーツがワンショルダー型のチェストジップ。プロサーフィン界では最も主流のウェットスーツ。

<デメリット>
なんといっても着脱がたいへん。しかし、最近では、各メーカー伸縮性の高い生地を使用したフラップを採用、取り付け部分の工夫などで着脱性が向上している。



■ロングチェストジップ
前面両腕から胸部分に長めのファスナーを取り付けているタイプ。主に日本で主流になってきているウェットスーツ。胸から肩周りに余裕が生まれるため5mmセミドライ特有の窮屈感がない。

<デメリット>
ジップが防水ファスナーではないので水が入ってくる。上半身胸部から両腕にかけて余裕を持ったつくりになっており、身体との密着感がないので、万が一水が入ると保温性が担保されない。




縫い目からの水の侵入を防ぐ工夫

「GBSステッチ(すくい縫い)」
生地と生地を縫い合わせる糸を貫通させない縫製方法。片面が縫われていないので、ボンドで貼り合わせた後に縫製する。

「シームテープ」
ウェットスーツの外側の継ぎ目をゴム(シームテープ)で覆う方法。GBSステッチを補強、さらに水が入ってこなくする技術。

「テーピング」
ウェットスーツ内側をテーピン処理する方法。2か所以上の接合部分にはシールパッチを使うときもある。基本的に防水処理というよりも継ぎ目の補強材と言った方が正しい。




セミドライウェットスーツの生地厚

セミドライウェットスーツは上記の特徴を持ったウェットスーツです。生地の厚さは関係なく、5×3mm(ボディ5mm、腕3mm)であっても、オール3mmでも、セミドライウェットスーツとなります。

基本的にフルスーツ(長袖長ズボン)タイプのウェットスーツに、セミドライの仕様が加わっていれば、生地厚関係なくセミドライスーツということです。 湘南のサーファーの中には、真冬を生地厚オール3mmのセミドライスーツで過ごす方もいます。3mmセミドライスーツの大きな特徴は、生地厚が5mmよりも2mm薄くなるので、非常に運動性が高いでので動きやすいです。 試してみる価値はあると思います。




セミドライウェットスーツの表面生地

セミドライウェットスーツに使用されている表面の生地はラバー(スキン)を想像しがちですが、実はナイロン(ジャージ)でもセミドライウェットスーツとなります。ラバー(スキン)=水を通さない、ナイロン(ジャージ)=水を通す、というのは間違いで、両者とも水は通しません。何故か?両者ともネオプレーンゴムを挟んでいるからです。ネオプレーンゴムは水を通しません。ラバーとナイロンには、それぞれに利点や難点があり、それを考慮したうえで選ばれた方が良いです。


■ラバー(スキン)
<利点>
表面がツルツルしたゴムむき出しのラバー(スキン)は水はけが良く水分を滞留させません。よって気化熱による体温の放出を防いでくれます。
<難点>
ゴムがむき出しなので、耐久性がありません。着用するときに誤って切れてしまうこともあります。また、太陽光にも弱く、ひび割れてきたり、ゴムが固くなって伸縮性が劣ってきます。


■ナイロン(ジャージ)
<利点>
ゴムにナイロン(ジャージ)生地を貼っているので、とにかく丈夫で長持ちします。太陽光も直接ゴムに当たらないので、伸縮性も保たれます。
<難点>
ナイロン生地なので水を含みますので、気化熱により体温を奪われる可能性があります。但し、ネオプレンゴムの厚みが5mmほどあれば、それほど影響はありません。




セミドライウェットスーツの裏面生地

セミドライウェットスーツの裏面生地には様々な種類があります。一般的に起毛素材などと言われるものが使われています。細かな凹凸や空気層を作ることで保温性を高めています。 素材自体に蓄熱性のある素材もあります。

正直なところ、どれほどの保温効果があるのか数値化されている生地は少ないです。また、保温効果は生地が乾いている状態の話で、濡れた場合はさらに信憑性に欠けます。

裏起毛は、見た目も暖色系の色を使うなどして、温かさをアピールしていますが、基本的に生地の色は保温性に関係ありません。あと1点、全身裏起毛というセミドライスーツを見かけますが、こちらにも難点があります。万が一浸水した場合、この裏起毛に水が滞留し、ウェットスーツが重くなり、動きにくくなります。個人的には裏起毛は体幹部だけで良いのではと思います。腕やひざ下などは水の浸水もあるので、あまり意味をなさないのではと感じます。




セミドライウェットスーツの寿命

セミドライウェットスーツの寿命は、おおむね3年ぐらいだと思います。使用頻度にもよりますが、仮に年に数回の着用であっても、4年目あたりから、生地と生地を貼り合わせているボンド(接着剤)の劣化が始まります。さらに、表面生地(ラバー)の硬化も進み、運動性能が落ちてきます。

4年目以降は着用できない!というわけではございませんが、劣化により、水が入ってきたり、動きづらさを感じてくると思います。

また、寿命を少しでも長持ちさせるためには、着用した後の水洗いと、風通しの良い日陰干し、日光があたらない、高温にならない場所での保管が重要です。




セミドライウェットスーツの購入

セミドライウェットスーツはフルオーダーが良い!

※フルオーダーとは身体の数十か所を測定し、その数値を元に型紙を起こし、ウェットスーツを作ること。

とよく言われますが、デメリットもあります。

・測定は人の手により行われるため正確に測定されずサイズが合わなかった。

・職人の勘や手作業により正確に型紙を起こせずサイズが合わなかった。

・数値は正確であったが自分の望んでいる着用感ではなかった。

フルオーダーだからと言って100%ではないことだけは理解しておきましょう

既製品(吊るし)のウェットスーツは?

既製品(吊るし)のセミドライウェットスーツのメリットは、何と言っても試着できること!だと思います。着用感やサイズ、生地の素材や伸縮性などを、その場で確かめることができます。さらに、フルオーダーは納期が1~2ヶ月かかりますが、既製品(吊るし)の場合はその場で購入でき、購入後は直ぐに使用できる点も最大のメリットです。

しかし、人の体や着用感は千差万別で、必ずしも自分に合ったサイズのセミドライウェットスーツが売っているかの、買えるのか、そのあたりが大きなデメリットかもしれません。




セミドライウェットスーツは日本製/海外製

MADE IN JAPAN!日本製!セミドライウェットスーツは日本製が良い!もしかしたら、10年以上前の話かもしれません。

ウェットスーツの業界に限った話ではありませんが、日本の経済において、バブル崩壊後から今日までを「失われた20年」とよく言われます。日本人が20年前と同じことを、今でも行っている間に、世界は変わっています。ウェットスーツ製造も変わっています。

世界中にはたくさんのウェットスーツ工場がありまが、主に東南アジアが多いです。20年以上前までは、ウェットスーツとは何の関わりもない人が、手作業で裁断し、縫製し、見た目はウェットスーツですが、中身はネオプレンで出来た洋服のような感じでした。

しかし、現在では、数百万円はするであろう、CAD(キャド)ソフトウェアを導入し、数値を入れるだけで、立体的な型紙を起こし、裁断までしてくれます。さらに、最新型のミシンによる正確な縫製、シーム加工を施す機器類など、日本のウェットスーツ工場では見たことのない設備がたくさんあります。

工業用製品である「ウェットスーツ」には、経験や勘に頼らない、正確な製造が求められます。その点に関しては、すでに、日本を変えているといっても過言ではないかもしれません。




セミドライウェットスーツの価格

セミドライウェットスーツとして販売されているサーフィンウェットスーツは、ネット販売からリアル店舗まで含めて、およそ2万円~10万円と幅広いです。どうしてこのような価格差が生まれるのでしょうか。様々な要素があるのですが、おおむね下記のような感じです。

価格が安い↑
・企画・製造共に海外で、見た目はセミドライスーツですが、実際に真冬の海で着用テストを  していない。信頼性がない。

・企画を日本で行い、製造を海外に委託する。完成品となるまで真冬の海で着用テストを行っている。

・企画・製造を日本で行っている。工場直販で小売店を通さずに販売することで価格を抑えている。小規模な工場が多く、技術力が人自身なので心配な部分がある。

・企画・製造を日本で行っている。プロサーファーなどと契約し着用テストをしているが、値段が高い。ショップを通して販売しているので仕方ない。
価格が高い↓




品質だけでは語れない消費者の思い!

「このセミドライウェットスーツは軽くて、伸縮性もいいね、温かそう、生地も柔らかい」価格は?税込み11万円です。オーダーなので納期1か月ぐらいかかります。

私たち消費者は品質と価格のバランスを常に考えてしまいます。ブランド品で日本製、カスタムオーダー、確かに最高のセミドライウェットスーツかもしれません。しかし値段があまりにも高すぎる・・・。

「購入後の修理もできますよ」「修理代金8,000円」です。もう数年着用しているし、生地も硬くなってきたし、8,000円は出せないな。

こういったお話は、お金を出す消費者からするとよくある話です。

今の日本、セミドライウェットスーツの選択肢はたくさんあります。どれを選ぶかは消費者が決めることです。ぜひ、自分の考えや予算をもとに、自分に合ったセミドライウェットスーツを選んでほしいです。

それでも迷っている方は、「セミドライウェットスーツの企画やデザイン、完成品前テストを日本で行い、海外の最新設備が整ったウェットスーツ工場にて製造」している最もコストパフォーマンスが良いしたセミドライウェットスーツをお勧めします。

残念ながら値段の高いセミドライウェットスーツも、値段の安いセミドライウェットスーツも、原材料(素材)はどちらもゴムです。ゴムは経年劣化し易く、年月が経つと硬くなってしまいます。

もしかしたら、コストパフォーマンスの良いセミドライウェットスーツを、「数年ごとに買い替える」というのも選択肢の1つではないでしょうか。



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